ラテンアメリカ通信
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Hola! Amigos. 毎日寒い日が続きますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。中南米各地は今が夏の真っ盛り。カーニヴァルも終わりほっと一段落といったところでしょうか。昨年末には、ペルーにて日本大使公邸占拠人質事件が発覚! より良い方向での早期解決を心より望みます。今年も、中南米にとっては激動の年になりそうです。本誌では、現地レポートを中心に、ラテンアメリカに向けての熱い視線を、よりわかりやすく皆様にお届けすべく精進したいと考えています。元アルゼンチン大統領婦人Eva Peronの生涯がモチーフとなった映画"Evita"も封切り。マドンナの演技も注目ですがアルゼンチンの歴史を知る良き機会です。4月には、また、「駒場野公園バーベキュー大会」が帰ってくる予定。今年も本誌の愛読をよろしくお願いします。
Srta.Shibasakiの Mexico旅行記からスタートです。
ブラジル食紀行−バイーア編(1)
Yuko Ohbe
ブラジルは日本の23倍の国土を持つ巨大な国で、人種も文化的背景も異なる1億5千万人が住んでいる。SãoPaulo(サンパウロ)は巨大なメルティングポットである。しかし、他の州へ出ると人口に占める人種の割合の地域差が大きいことに気付くはずだ。食文化も人種の割合に比例してバラエティがある。
私は今回 SãoPauloと、その南隣のParana州、 SãoPauloから飛行機で2時間かかるNordeste(北東部)に位置する、Bahia州を訪問した。パラナ州はヨーロッパ系の移民が主流で、日系人もかなりいる。アフリカ系は少ない。バイーア州はアフリカ系 (黒人と、黒人と白人の混血であるMulato(a))が、人口の8割位を占めている。残りの2割が白人系で、日系人はほとんどいない。 私はそのバイーアの貴重な日系人のファミリーにお世話になって、毎朝農場のとれたてのMamão(パパイア)とMaracujá(パッションフルーツ)のジュースを戴いていた。これはバイーア料理ではないけれど「私が出会ったおいしいもの」の金賞に値するのでは。
バイーアに着いた翌日、早速、Cozinha típica Bahiana(バイーア料理)の店へ連れていってもらった。"Senac" *1)(「セナック」)というレストランで、ガイドブックにも載っているから行ったことのある人がいると思うけど。ビュッフェ形式で、バイーア料理の代表格である Moqueca(ムケッカ。魚介類を使った煮付け)だけでも5種類以上ある。魚数種(何と言う名前か不明)、海老、干し鱈、etc. バイーアの料理と普通のブラジル料理と何が違うのだと言われるとあまり詳しくないのでうまく答えられないけれど、まず味付けが違う。アフリカ起源といわれるバイーアの料理は個性が強い。Azeite de dendê(デンデ油)というノルデスチに特有の油を使っており、匂いも味も濃い。バイーアでお世話になったHさんのお父さんはブラジルに来た当初、この油の匂いに慣れるのにとても苦労したそうである。
ところで、ムケッカの味付けに使われているのはデンデ油だけではない。
Leite de coco(ココナッツミルク)、コリアンダー、Limão(レモン)、Pimenta(ピメンタ)という唐辛子など。その他にも、Mandioca(マンジオカ。タロイモの一種)の粉を使ってとろみを付けたり、干し海老を隠し味に使ったりと、様々な工夫がされている。
ムケッカの他には、もちろんFeijoada(フェイジョアーダ)。セナックのフェイジョアーダは黒豆ではなく、Feijão Carioca(フェジョンカリオカ。茶色の豆)を使ったものであった。オクラを、魚の小片や砕いたカシューナッツとともにデンデ油と煮た、Caruru と言う料理もある。見た目が黒っぽく最初はこわごわつまんでみる。ねっとりして確かにオクラの味である。一通りバイーア料理を食した後は、やはりデザートへと突き進む。バイーア特有のデザートの有無については研究不足で分からないが、めちゃめちゃ甘いというのは全土共通である。(つづく)
*1)Senac … Largo
do Pelourinho,13/19,salvador,Bahia. Tel:321-5502
ディスコでの年越し in 太田
Honjo Takashi
1996年の年越しは、群馬県太田市( Ohta,Prov.Gunnma )にあるDiscoteca "Made in BRAZIL"(TEL:0276-31-4274, or PHS:030-245-3690)で踊りながらのものになった。ここ太田は日系ブラジル人の大居住地である。この店は、館林からR354を大泉方面に進み、西小泉駅を過ぎてすぐの交差点を右に行き、R407を越えた左側にあるのだが、道から少し奥まった所にある倉庫を改造したものだ(入場料男3000円、女2000円、週末のみ営業)。
東京のディスコで聴く様な曲に、彼らはそっぽを向いてグループの仲間と語り合っている。DJも含めて会話は全てがポルトガル語だ。約200畳程?のホールでカウントダンウンが始まると、進むにつれてだんだん声が大きくこだまし、年が明けた瞬間男女が抱き合って新年を祝福しあう。
午前1時半を過ぎる頃にようやくラテン風の音楽が流れ出す。それを待っていたかの様に人々は踊りだし、ふと周りを見渡すと、ホールは踊る人々でいつの間にか膨れ上がっていた。そして再び我々も踊れなくなった。スペースが無いのだ。当初約六百人は集まると聞いてホールに入った時は、「大風呂敷を広げた」話かと思ったが、ますます増える人々を見て、納得せざるを得なかった。
事情があって、店を出た時知ったのだが、ここのオーナーは
"Restaurante BRAZIL"(レストラン・ブラジル.TEL:0276-62-0994)のオーナーと一緒なのだ。以前そこに食事に行った時に紹介してもらったのが、同ディスコだったのだが、本当に商売がうまい(笑)。オーナーはラテンの人だとは思うが、これくらいでなければ、異境の地で成功はできまい。もっとも、踊るスペースが無くなる程、お客を入れるのは考えものだが…。
まあ、こういう年越しもいいものだ。(終)
昨年秋に企画し好評だったバーベキュー大会を、4/19(土)に開催します。皆さん是非御参加下さい。詳しくは別紙にて。
次号予告